法整備が熟年離婚を加速!?~離婚を切り出されるワケ

「離婚しましょう」…妻からいきなり突きつけられる冷たい言葉。いったい俺が何をした? いえいえ、あなたは何も悪くない。法が女性に味方しているだけなんです!

長年連れ添った妻に「離婚したい」と言われて結婚生活にピリオドを打つ熟年男性も増えてきています。「何が悪かったのだろう…」と悩む人も少なくないでしょうは。結婚はストレスの連続です。確かに自分の言動が妻に不満を与えていたことも理由の1つでしょう。

しかし女性たちを離婚に踏み切らせるトリガーは、実は「お金のこと」。必ずしも男性側の態度だけが原因ではありません。2007年から施行された法律が関係しているようです

女性に光、男性に闇を与える年金分割

夫が働きながら必死に積み立ててきた年金の何割かをいただける…これが現在、熟年離婚が加速しているもっとも大きな理由です。この「年金分割」の発効を待って別れを切り出した女性もたくさんいます。男性にはとても手痛い離婚のデメリットと言えるでしょう。

当時はかなり話題になったこの制度は、ワイドショーなどで、「年金の5割をもらえる」などと喧伝されました。しかしこれは少し大げさな表現。最大5割の分割も確かにあり得ますが、状況によって分割率はまちまちです。さらには男性の合意も必要なため、「そんなに渡すことはできない」と抗議すれば、双方の妥協点を探して話し合うことも可能です。

ちなみに、離婚をしてから2年間は、年金分割請求権が有効。特に専業主婦を通してきた女性にしてみれば、法的な後押しは離婚をポジティブに考えさせてくれます。

避けられないお金の問題、エトセトラ

子どもがいる場合は養育費、何か非があった場合は慰謝料など、男性にとって離婚は多額のお金がかかるもの。経済的な問題で離婚を断行できず苦しむ人もたくさんいます。

しかし女性側としては、このような法整備は味方です。陰険な夫と別れて、悠々自適の生活を送れる可能性も…まさに「女やもめに花が咲く」という言葉の通りです。

こと離婚において、お金の問題で、男性側が女性より優位に立つことは簡単ではありません。女性としては離婚が切り出しやすい時代になってきている…これも皮肉なことに熟年離婚が増える背景となっています。光があるところには、必ずその後ろに闇があるもの。双方に真に納得のいく離婚というのは、あり得ないのかもしれませんね。