身内が増えて、人生が広がる

熟年婚をするメリットの1つとして、対人関係が広がることが挙げられます。「身内」と呼べる存在が増えるのは、これまで寂しい生活を送ってきた熟年男性にとって、とても嬉しいことではないでしょうか? ここに、ある男性が経験した熟年婚の体験談をご紹介します。誰かとのつながりが欲しい、と思っているあなたは、どうぞ参考にしてください。

50歳からのハローライフ

「婚活サイトで出会った女性と、2年前に籍を入れました。当時私は50歳で、相手は31歳です。まあかなりの幸運を得ることができたと言っていいでしょう。それまでは、『たぶんもう俺は一生誰とも出会わずに生きていくんだろう』と悲観していたので、目の前に一気に広大な草原が開けたような気分でした。しかもその草原には、1つの温かな家が建っていたんです…なんだか恥ずかしい比喩ですね、クサくてすみません(笑)

正直、彼女のお義父さんは娘が連れてきたオヤジ(私のことです)にずいぶんと驚いていました。当然ですよね。娘より自分の方がその男と年齢が近いわけですから。私もまあ微妙な雰囲気にはなるだろうと覚悟していたのですが…意外にもスムーズに話は進みました。ほとんど同年代ということもあって、少年時代の話に花が咲いたりしたわけです。

彼女は三人兄弟の長女で、他の2人(次女・長男)はまだどちらも20代でした。彼らも実に親しみやすい人柄で…さすがに私が選んだ女性の兄弟というだけあります(笑)すぐに打ち解けて、彼女が私を呼ぶ愛称で、彼らも私を親しげに呼ぶようになりました。

つい先日は、みんなで連れ立ってスキー旅行にも行ってきました。長男の方の恋人まで一緒に来ていて、もうこれは何のグループなんだ、という感じでしたが…そういう体験もとても面白いものです。以前の自分からは考えられないほど、華やいだ人付き合いをさせてもらっています。もし妻と出会わなかったら…と考えると、少しぞっとしますね。

私の方の高齢な両親とも仲良くしていただいて、本当に感謝の気持ちしかありません。寂しく生きてきた50歳までの人生も、今ではとても前向きにとらえられています。この幸せのために、過去の日々はあったんだと。(52歳 服飾店マネージャー)」

いかがでしょうか? 心温まる話ですよね…。あるいは、「人付き合いなんて苦手だ、できれば親戚とは疎遠にしていたい」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に交流してみると、また人生の新たな側面が開けてくるかも…?