無知の知~俺はダメな奴だったけど…

家庭に入ると、男性は、自分でも知らない間に妻に依存しきっているものです。家のどこに何があるのかわからない…そんな人も少なくないのではないでしょうか。離婚をすると確かに自分の「無知」を思い知らされることになりますが、逆に言えばそれは「知」に至るためのチャンスでもあります。ある男性が離婚から得た教訓を聞いてみましょう。

世間知らずな俺だった

「1年前に妻と離婚してからというもの、これまで、毎日が未知との遭遇でした(笑)本当に俺は何も知らなかったんだな、ということを痛感させられます。

まずわからなかったのは、お米の炊き方です。笑われてしまいそうですが、独身時代は母親と暮らしていて、結婚後はずっと妻に食べさせてもらっていた私は、お米の研ぎ方もろくに知らなかったんです。あまりに無知な自分に、愕然としました(笑)

家事関係で言えば、洗濯機の回し方だってわかりません。一度などは布団をそのまま洗おうとして、洗濯機が大暴れして壁に穴が空いたこともありました。それから夏になるとどこからともなく虫が涌いてきて…。もうてんやわんやの毎日でした。

それから困ったのが、お金の管理です。『このままのペースで使っていたら、10年後にはすっからかんになっているのでは!?』と気づいて衝撃を受けました。妻はたぶん私の知らないところで、ずいぶんと上手にやりくりしてくれていたのでしょう。まずは食費を抑えようと思って外食を絶ち、スーパーを探すのですが、どこにあるのかわからない。やっと見つけた一店も、ここが本当に安いお店なのかは微妙…という始末です(笑)

しかし、そうして世間知らずな自分を思い知らされることは、不思議と不快ではありませんでした。ハプニングだらけで、逆に刺激的な日々を送ることができたんです。失敗談を会社の仲間に話すと笑ってもらえるし…悪くないもんです、独身も。

1人で生きるのは難しい…そんなことを知れただけでも、離婚した価値がありました。あのままでは元妻の優しさにも、ずっと気付けなかったことでしょうから。(48歳 会社員)」


自分がいかにダメな人間かを知ることは、良い人間になるための第一歩でもあります。離婚をしてそんな事実に気付けたら、それはそれで幸せなことなのかもしれませんね。