かわいいオヤジがモテる時代

ほとんどの人が、赤ん坊をみると「かわいい」と感じます。赤ん坊のうちからあまりかわいくない子もいるかも知れませんが、おとなになってひどいブサイクになる男性も、赤ん坊のころにはそこそこかわいいものです。善も悪も考えず、世の中のややこしさをまだ知らない子どもの顔には、無垢(むく)な美しさがあります。この赤ん坊のかわいらしさの中に、オヤジがモテる秘訣が隠されています。

赤ん坊は身構えない

大人同士の人間関係においては、相手がどんな人間であるのかとか、どう感じるかとか、これまでのいきさつだとかが関係してきます。そのため、純真な、澄み切った気持ちで会話することはまずありません。相手に対してなにがしか防御の心構えをした上で接するのが普通です。

ヘタなことをいえば、噛みつかれるかもしれないし、嫌われるかもしれない、悪い噂話を流されたり、仕事上でのペナルティを受けたりすることがあるかも知れません。相手が異性の場合には、うかつに触れたりすればセクハラと騒がれたりすることだってあり得ます。

赤ん坊が相手の場合にはそれがありません。赤ん坊から危害を加えられる恐れがないのです。相手は何にもわからないので、ぜったいに悪いことはしません。甘えん坊の赤ちゃんの場合には、知らないおじさんに抱かれると泣き出してしまいますが、それは悪気があってのことではないので気にする必要もありません。たとえ自分が会社では嫌われ者であろうと、実は極悪人であろうと、赤ちゃんは気にしません。そこが赤ん坊の良いところです。

受け入れる懐の広さが、かわいらしさにつながる

赤ん坊のように、相手を区別することなく受け入れる心をもったオヤジは、女性からも好かれます。人を外見や職業・性別などで差別せず相手の話をきちんと聞き、基本的には楽天的で、否定することなく受け入れる。「おれが」という自己主張はないけれど、時々わがままになることはある。そんなギャップも魅力のひとつになることでしょう。

オヤジは誰かの意見に流されることもなく、自分の信念がはっきりしているため軸がぶれません。自分を飾りたてる訳でも、卑下するわけでもなく、素のままをさらけ出す人。このようなニュートラルともいえる資質を、女性は「かわいい」と感じます。

世の中は「何者かになるべき」という風潮が強く、金を稼いだり出世をしたり有名になったりすると「偉い」と評価されます。そういう中で、「オヤジも大変身しないとモテないぞ!」と思いこまされていますが、実は、変身する必要などまったくないのです。要は、化粧をしないで素顔のまま接すれば良いということになります。

いわゆる有名人になるには、努力や運が必要ですが、素の自分になるには少なくとも運は必要ありません。努力もそれほどいらないでしょう。もともと自分の中にあるものを外に出すだけなのですから。

女性にモテるオヤジになるための大きな要素は、普通さを表現できる能力だと言えるでしょう。身構えずに接することのできる男性は、女性にモテモテになるのです。それは意外と簡単なことです。