夫を捨てて気楽に生きていこうとしている妻たち

かつては、「三行半」(みくだりはん)をつきつけるのは、男の仕事と決まっていましたが、最近では女性の方から離婚を切り出すケースが増えてきているようです。「女性は男性の付属物」という考え方が薄れ、離婚しても老齢年金が受け取れるなど経済的自立がしやすくなったことが原因でしょう。定年と同時に奥さんから離婚を申し出られ、老後の人生をどうして過ごせばよいのかわからなくなる男性も少なくないようです。

妻たちがどんなことを考えているのかを男性はもっと知るべきでしょう。妻に捨てられて、ひとり寂しく老後を過ごしている男性の多くが、「わが家には離婚はありえない」と考えていた人たちです。ご飯の炊き方すらわからないという男性が、ひとりで生きていくのは意外と大変です。老後のことを考えて、「ひとりでは生きていけない」と思うのなら、妻の気持ちを理解しましょう。

シェークスピアの言葉に刺激される女性たち

サラリーマンとしてがんばってきた男性たちは、芝居のひとつも観ないで働き続けてきたかもしれませんが、女性たちは演劇や映画などには何度も通っています。多くの女性が「終わりよければすべてよし」というシェークスピアの言葉も知っていることでしょう。そして、自分の人生にとって「終わりよし」とはどんな状態なのかを真剣に考えるのです。これまでは、夫に仕え、子どもたちに仕えて、自分のやりたいことよりも家族のためにと頑張ってきました。

それは夫も同じだということは分かっていますが、夫は「偉そう」です。まるで自分ひとりで家庭を支えてきたかのような顔をしています。そのことが自分は気に入らないことに気がつくのです。よく考えた末に妻たちの中にはこんな結論に達する人もいます。「そうだ、夫がいない方が気楽だ!」「夫なしでも生きていかれるじゃない!」「どうせ夫とのセックスはうまくいってないんだし」と。

まだ40年ある人生を豊かに生きたい!

日本人の寿命はどんどん延びています。50才の女性の場合、平均余命はあと38年あります。中学から今までの人生が37年、これからの人生が38年と考えれば、かなり長い「青春」が待っていることになります。女性たちの中には、その事実に気づき、つまらない夫に従属して生きていくよりも、もう一度青春を取り戻したいと考えます。

夫とのセックスライフに不満を持つ女性の多くが、「今からでも、ちゃんとしたセックスをしたい!」と願っています。離婚する夫婦の95%が性生活に不満を持っているとも言われます。妻が離婚をきりだすときには、ほとんどの場合、セックスの問題が背景にあるのです。夫がEDでうまくいかないとか、10年も抱かれていない、という不満を持つ妻は大勢います。

妻たちの多くが、「夫抜きでの老後」を想像していうのです。その方が楽しいのではないか? 気楽ではないか? 十分暮らせるんではないか? セックスももっと楽しめるのではないか? と検討した上で、「離婚した方がマシ」という結論に至ることもあります。夫はそれがいやなら、妻との関係を改善しなければなりません。