老後の旅行もひとりきりという寂しさ

長年連れ添った夫婦で、老後はゆっくりと旅行を楽しもうと思っていた人も多いのではないでしょうか。熟年夫婦が楽しげに旅行している姿は、多くの観光地でも見ることができますからね。若い夫婦よりも、旅行そのものを楽しんでいるかのようです。しかし、熟年離婚をすると、老後の旅行を共にするパートナーを失うことになるのです。

◆熟年離婚で老後の旅行の夢も消える

観光地に行くと、楽しげに腕を組みながら歩く老夫婦の姿をよく見かけるものです。老夫婦たちは皆、おだやかで仲が良さそうに見えますよね。旅行を共に楽しむ老夫婦を見ていると、理想の夫婦だなと感じることも多いのではないでしょうか。

さて、熟年離婚をすると老後の旅行にかんしても夢が消えてしまうようなものです。なぜならば、離婚をすれば夫婦では無くなるわけですから、一緒に旅行に行ってくれるはずもないでしょう。確かに、離婚後に茶飲み友達としての付き合いが続く関係もあるかもしれません。しかし、旅行に一緒に行くとなると一体何のために離婚をしたのだろうとなりますからね。

老後は、夫婦2人だけでゆっくりと日本各地の名所を回りたい、という希望を持っていた人には残酷なことですが、仕方がありません。夫婦関係を解消した今、夫婦旅行は無理なのです。熟年離婚のさびしさは、日常生活の面だけでなく特別な時間の共有も不可能になるという点にもあるのでしょうね。

◆熟年離婚は老後のパートナーを失うこと

熟年離婚は、旅行を一緒に行く相手を失うだけではありません。体の老いと戦いながらゆっくりと死を迎えるときまでを共に過ごすパートナー自体を、失うことになるのです。年老いた人間にとって、孤独は最もいけません。離婚でなくても、パートナーと死別した人は、寿命が短くなるといいます。その理由は、やはり大きな喪失感があるからと言えるでしょう。

今までなんだかんだ一緒に暮らしてきた、いわば戦友とも呼べる存在のパートナーは、皆さんにとって想像以上に大きな存在だったのです。夫婦関係を解消して、スッキリすることも確かですが、それと引き換えに大きな喪失感を覚えるのも当たり前のことだと考えましょう。

◆旅の楽しみは仲間があってこそ

さて、もしも老後の旅行を楽しみにしていたのに、熟年離婚をしてしまったらどうすれば良いのでしょうか。たしかに、長年連れ添った夫婦で旅行をすることはかないませんし、他人の楽しそうな様子をみるのもしのびないでしょう。でも、何も夫婦でなければならないということもないのです。

たとえば、地域の旅行サークルに参加するのも良い方法です。旅行サークルには、同じように熟年離婚をした人がいる可能性も高いです。旅行サークルに参加しているうちに、気の合う仲間を見つけることもできるかもしれません。

旅を楽しむには、気の知れた仲間がいてこそなのです。ひとり旅よりも、断然楽しい仲間との旅をあきらめることはありません。熟年離婚をしても、自分から積極的に旅にどんどんでかけて人生を楽しんでくださいね。

◆まとめ

熟年離婚は、老後を夫婦で旅行する夢を失うことにもなります。独り旅が好きな人でも、老後に独りで回るのはなかなか大変なこと。ましてや、周りは熟年夫婦ばかりでうらやましく思うことも多くなるでしょう。熟年離婚は、夫婦の楽しみも奪い去るのです。老後の寂しさは、ひとり暮らしをしているときばかりではありません。人生の楽しみを共に味わうパートナーを失うことにもなることを、自覚しましょう。