今さら住む場所を変えたくないという問題

熟年婚をすると、どちらかが今現在住んでいる家を出て一緒に暮らすことになります。まさか、別居のままというわけにもいきませんからね。元の家に暮らし続けることができる人は良いですが、出ていくことになった人にとっては大きな問題があります。それは、住み慣れた家や土地を出て行き、新しいところで生活を始めなければならないことです。熟年になって新しい土地に住むのは、少しキツイかもしれません。

◆熟年婚では住み慣れた土地を離れる

熟年婚では、どちらかがどちらかの家に引っ越してくる形が多いかもしれません。熟年世代になると、持ち家率も高くなりますから、相手の家に入るということも現実的です。このとき、自分の家に住み続ける側は何も問題にならないでしょう。結婚相手が、自分の家に来てくれるのですからね。

しかし、来る側としてはそうはいきません。割合近所同士ならば、土地勘もあればよく出掛ける場所も近いなどで良いでしょう。でも、都会から田舎に引っ越したり、逆のパターンだったりした場合は、問題になります。

住み慣れた土地を離れることは、熟年世代にとって大きなデメリットです。まず、環境適応能力が低下しているため、新しい環境に慣れようとするだけでストレスになってしまうことでしょう。引っ込み思案な性格の人だったら、尚更です。住み慣れた土地を離れたくない、というのもわかります。

◆友人や知人がいない土地で暮らすのはキツイ

友人や知人がいない土地で暮らすのは、想像以上にキツイものです。特に、熟年世代ともなれば、長年住み慣れた土地には深い愛着があることでしょう。愛着のある土地から離れて、結婚相手の土地にやってくることは、相当な覚悟をしていないとできないことです。

見知らぬ土地で、知っている顔もいない状況で新しい生活を始めることに対しては、パートナーとなる皆さんの気遣いが大切です。ただでさえ不安なのですから、パートナーである皆さんが守ってあげることで安心してもらうと良いでしょう。

友人や知人がいないのならば、皆さんから積極的に近所にご挨拶をして自分の大切な人だというアピールをするのも大切です。熟年婚は、その後の生活で何かとご近所づきあいが大切になってくる年代ですから、一石二鳥というものですよ。

◆最初は辛くても慣れようとする心が大切

今さら住む場所を変えたくない、と考えても熟年婚をしたいのならば新しい土地に住むことは避けることができないのです。同じ土地で結婚相手が見つかれば良かったのに、と思うこともあるでしょう。しかし、今の相手と結婚を決めたのは自分自身なのです。

老後を共に暮らそうと決意したのなら、環境の変化も甘んじて受け止める勇気も必要です。最初は辛くても、慣れようとする努力をしてみてください。すると、周囲の人もやさしく接してくれるものです。周囲の環境と適応していくためには、自らが飛びこんでこそだということに気付いてくださいね。

◆まとめ

熟年婚で住み慣れた家や土地を離れる場合は、新しい環境に慣れるまで大変なことも多いです。若いときよりも、年を取って環境適応力が落ちていることも理由になるでしょう。新しい土地で心機一転できる、とも考えられますが友人や知人のいない土地となると、なかなかにキツイものです。最初は知り合いがいないかもしれませんが、徐々に周りに慣れていくことで気の合う人も出てくることでしょう。