自由に生活できると思ったが、あまりにも寂しい

私は結婚23年、46歳で離婚をしました。結婚した当初は楽しい生活を送っていたのですが、どんどん自分の時間がなくなっていき、特に子供ができてからは休みも自分の時間などほとんど取れなくなってしまいました。2人目の子供ができてからは妻ともセックスレスで、徐々に会話も減っていき、「つまらない人生だな」なんて思うようになっていました。子供が中学校になれば、もっと時間に余裕ができるのかと思えば、部活の送り迎え、土日も練習試合の付き添いなどで本当に時間がなくなってしまったんですね。
一方で妻のほうはどうかというと、専業主婦で昼間はママ友とランチに行ったり、たまには旅行に行ったりといがいと優雅な生活を送っていたんです年。それも私がイライラする原因にもなっていました。

◆子供が独り立ちしたのを機に離婚を決意

子供が高校を卒業して働き始め、これから楽しい生活が待っているのか、と期待していたんですが、もう冷え切った夫婦の仲は二人っきりになったからといってラブラブに戻るわけではありませんでした。むしろこれまでは子供が緩衝材になっていたんだな、と思うようになりました。
おそらく妻もそう思っていたのでしょう。離婚を切り出してみると、意外とあっさり受け入れてくれたんです。妻も時間的にかなり余裕ができてパートするようになり、収入もそれなりにあるからなのだと思います。子供には最初反対されましたが、話し合った結果受け入れてくれました。子供にとってみればすでに一人暮らししていましたから、それほど大きく生活が変わるわけではないですからね。

◆自由を感じたのは最初だけ…

離婚して私はひとりでアパート住まいを始めました。誰に何を言われることもなく、自由な時間がたくさんできてとても気楽な生活だと思っていました。
ただ、そう思ったのは最初だけで、徐々にいい知れぬ孤独を感じるようになりました。仕事で疲れて帰ってきても、誰もいない家に帰る寂しさ、そこでカップラーメンを食べる自分、そして誰と会話することもなく翌朝を迎え仕事に出かける、そんな毎日になってしまいました。
そして、一人でいるとふいに思い出すのが妻や子供との楽しい思い出です。もちろん死に別れたわけではないので、いつでも会えるんですが、やっぱり一人でいればそういう気持ちになるんですね。あんなに憎たらしかった妻もいとおしく思えてくるんです。特に、クリスマス、お盆、正月などのイベントを一人アパートで迎えるのがかなり苦痛でしたね。

◆妻と再会し、身体を重ねた

その後、ちょっとしたことで妻と再会しました。いろいろとこれまで苦労をかけてきたこと、寂しい思いをしていることなどをこぼしてしまいました。やはり心を許している妻だから言えたのだと思います。妻も同じ気持ちだったようで、その晩は勢いで何年振りかで身体を重ねました。EDでなかなか勃たなかったのが嘘のように、ギンギンで濃密な夜を過ごしたんです。
そして妻から衝撃な言葉が…「やり直そっか」。離婚して1年足らずで復縁というのもカッコ悪いな、と思ったんですが、なんと妻は離婚届を出していなかったとのこと。よくよく聞くと「たぶんこうなると思ったから」とのことでした。つくづく私は妻の手のひらで踊らされていたんだな、と思いました。
無事再婚(離婚していなかったのですが)し、今は妻と二人充実した毎日を送っています。安易に離婚なんてするもんじゃないですね。