老いらくの恋…美しい感傷

恋する心が年老いることはありません。ただ、欲求をコントロールできる術を知っているだけ…しかし運命の女性には果敢に挑むオーバーエイジの恋愛観を覗いてみましょう。

人間は老いても尚、恋する心を止めることができません。「いつも訪れるカフェの女性店員が優しくしてくれた」「大学の教え子がいつもニッコリと挨拶してくれる」…そんなささやかなことで、人は誰しも簡単に恋に落ちてしまいます。年を取ったからといって、唐突な恋が避けられるわけではありません。しかし、若い頃のようにこちらから積極的に動けるわけもない。遠目から見ているだけでいい…そうやって心にセーブをかけるわけです。

アラフォー・アラフィフの恋愛観

特に一度でも結婚に失敗している男性にとっては、なるべく何かに「本気」になることは避けたいものです。仮にアタックしてチャンスを掴むことができても、「同じ失敗を繰り返すだけだ」とどこかで苦々しく思い直すタイミングがやってくる…そうわかっているから。

遠くから恋する女性を眺めて、「自分にはもう無理だけど、好きに思っているのは自由だ」と考えるのが、オーバーエイジの男性の恋愛観です。心の中は甘い感傷で満たされ、その小さな痛みや辛さが、彼らの人生により深い奥行を与えているようです。

性処理は別でいい…

また、好きな人と性処理の問題を一緒にしたくない、というのも彼らの考え方の1つ。どれだけ愛していても、ずっとセックスができるわけではありません。いつか必ず相手の体に飽きてくる日も来ます。だから彼らは、初めから恋した相手に肉体関係を求めることはありません。性的なモヤモヤは、夜の街で風俗嬢を相手に発散しています。

でも…やっぱり!

しかし、「この人は絶対に自分の運命の人だ」、そう思える女性を見つければ、強気な行動に出ることができるのもこの年代の人々の特徴です。

少年時代がまだ比較的貧しく、欲しいものは自分の力で手に入れるしかなかった彼らの中には、その頃に培った行動精神が未だ息づいています。 自分の年も、相手との年齢差も考えずアプローチする…この果敢なメンタリティは、若い男性にはないもの。そこがオーバーエイジの魅力かもしれません。

普段は物静かに感情を抑え、夜の街で発散する。でもあるシーンで急に沸点が上がって女性に接近していく…彼らの恋愛観は、人によって違いはあれそういったもののようです。