配偶者と死別した人の熟年婚

幸せな結婚生活が永遠に続くことはありません。時として、急病や事故などで若くして配偶者を失うこともあります。愛する人を失った時は大きな悲しみが襲ってきますが、そこから残りの人生を一人で過ごすのでしょうか?

もちろん、再婚せずに死ぬまで一人で暮らす方も大勢おられます。しかし30代や40代で配偶者と死別した場合、まだ残りの人生は数十年以上も残されています。そのような方の中には、「過去の悲しみを乗り越えて新しいパートナーを探す」という方もたくさんおられます。配偶者と死別された方の熟年婚を考えてみましょう。

再婚は悪いことではない

日本人の性格上、「新しいパートナーを探すなんて、亡くなった夫(妻)に申し訳ない」と思ってしまうのは仕方ないでしょう。しかし、再婚は本当に悪いことなのでしょうか?たとえば新しいパートナーを見つけて、亡くした配偶者の供養を放棄するなどは悪いことかもしれません。しかし「残された者」としての役割を果たしていれば、新しい相手を見つけることは悪くないと考えてください。

そして再婚したい相手が見つかったら、ちゃんと死別したことを話して、「結婚してからも供養は続けたい」と申し出ましょう。この時、相手がそれを拒否したら別の相手を探してください。その程度の理解も出来ないようでは、落ち着いた結婚生活を送ることは出来ないためです。

十分に頑張ってきた自分を振り返る

たとえば若くして夫を亡くした場合、困るのがお金です。保険金や保障もあるでしょうが、子育てをしながら仕事をするのは本当に大変なことです。しかし当の本人は無我夢中なので、どれだけ大変なことをしているかに気付いていません。

そして子供が成人して、独立したとしましょう。この時、母親は女手一つで家族を守り、子供を巣立たせたことになります。この時になっても再婚をためらう方もおられますが、もう十分に頑張ってきたと言えます。再婚相手を探しても、天国の夫は文句を言わないでしょう。

子供の理解を得る

再婚と聞くと、「子供の理解を得るのが大変」というイメージがあります。しかしそれは子供が小さい頃の話であって、すでに成人しているなら強く反対されることは考えにくいでしょう。子供自身も自分の母親がどれほど頑張ってきたか知っていますし、むしろ子供の方から「再婚したら?」と後押しされて、結婚相談所の門を叩かれる方も多いと言えます。

しかし、「結婚するまで隠しておく」はダメです。ほとんどのケースで子供は理解を示すと思いますが、再婚を見据えてお付き合いが始まったなら、そのタイミングで子供からの理解を得るようにしておきましょう。

いかがでしょうか?「再婚するなんて、亡くなった夫(妻)に申し訳ない」という気持ちになるのは理解できます。また世間体を気にする方もおられますが、これだけ熟年婚が認知されている今、近所のちょっとした噂になる程度です。世間体を気にする必要もありません。